八坂神社のお膝元、夜には舞妓さんが歩く姿もみられる花街祇園は、和甘味の宝庫。阪急河原町から、徒歩5分。祇園にいったらせっかくなので、風情ある甘味処でほっこりしたいもの。ガイドブックにでつくした感もある四条通の『鍵善義房』や『都路里』もいいですが、穴場でおいしいお勧めの甘味処を紹介します。

祇園『徳屋』料亭が軒を連ねる京都・祇園の花見小路沿いにオープンしてまもない、今一押しの甘味処。冬は卓上のコンロで餅をやくぜんざいがお勧めのようですが、かき氷にここまでこだわっているお店はなかなかない!最初シロップがかからずにでてくる真っ白氷はかんなで削ったごとくエッジが立ち、ふわふわ。だから程よい量。

練乳金時900円は、牛乳から作った練乳と粗目砂糖でできているキャラメル色のシロップがたっぷり別添えでつき、底には最高級の丹波産大納言を、8時間じっくり炊き上げた極上の餡と、白玉もはったいこで作っているので固くならず、独特の風味。でもって一押しは見た目も中身も男前のオーナー。甘味にかける情熱を色々語ってくださって、恐縮してしまうほどでした。
徳屋 電話075・561・5554(京都市東山区四条花見小路下ル4筋目)営業時間:午前11時〜夜8時。定休日:不定休
祇園『楽楽』 こちらも一力亭近くの花見小路にあります。メニューは飲み物つきで1200円以上と高めですが、その風情は十分値打ちあり。亀岡の料理旅館『楽楽荘』プロデュースの1階は料亭、2階はまるで会員制のバーのような甘味処。でも敷居は高くなく、通常メニューにないミルク金時を電話でお願いして作ってもらいました。氷よりメニューにあった栗、丸十、グレープフルーツのプリンの楽楽プリンセットが気になりました。イタリアンも経営していて、一緒にたくさんお話した店員さんも元パティシェということなので、この和空間でドルチェセットがいいかもしれません。
13:00〜18:30 電話075-532-0188
祇園花見小路下ル西側 ぎおん楽楽2階

『祇園小森』 白川に架かる新橋の脇、地区一帯が保全されている新橋通りの雰囲気に合った一見甘味処に見えない店。「一見さんお断り?」と見まごう佇まいは、以前はお茶屋。玄関を入ると、行灯に導かれる直線の廊下の右手に個室、そして左手には町家造りならではの箱庭が設けられ、気分はお茶屋遊びをする旦那衆です。たまには甘味だって贅沢に食べたい。抹茶プリンパフェ1200円の他、宇治とミルクが半分ずつのったかき氷もふわふわと泡タイプでとってもお勧めです。
京都府京都市東山区祇園新橋元吉町61 TEL/075(561)0504 営/11時〜21時(L.O.)20時(日曜) 休/水曜
『祇園小石』 八坂神社すぐの飴やさんの2階は舞妓さんの絵が飾られたギャラリーの中に甘味処。期間限定夏メニュー『わがまま氷』も舞妓さんのわがままに応えて出来た、氷の下(中)からあんみつが出てくるお得な氷で840円。氷はしゅわしゅわと泡みたいな氷部門ではトップともいえる絶品です。他のメニューは飴やさんだけに蜜がおいしいのか、黒蜜メニューが人気。
京都市東山区祇園町北側286-2 TEL:075-531-0331 11-19
祇園で和甘味を手土産に。お勧めは祇園でしか手に入らない菓子。
福栄堂『祇園の月』 祗園名物は、丹波小豆を岡煉りという独特の炊き方であっさりと仕上げた白餡、赤餡で、もち米を独自の製法で歯切れ良く、さっぱり仕上げた後口の良い白玉を包んだ、一口サイズの上品で可愛らしいお団子。12個900円。

『みよしや』 福栄堂近くの一等地四条通りながら、日本一営業時間が短いといわれる幻のみたらし団子。 夕方5時頃開店で、30分程で完売。買う時きな粉をかけるか聞かれ、タップリかけてもらえます。 糸を引くほどトロトロのタレが炭火で焼いた団子にからみます。希少価値という点で、運良く通ったら即買いです。
『牛若丸』花見小路には珍しい洋風なシュークリーム専門店。ふわふわしています。その他『するがや祇園下里』の大豆入りの飴、秋紅堂の『豆板』もデパートなどでは手に入りません。
実はケーキも『平川風月堂』『ベル』『楽陽堂』『切通し・進々堂』など豊富で、和洋をとわず甘党にうれしい街なのです。
 |
 |
牛若丸 |
楽陽堂 |
|